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2021.04.09お知らせ
関西テレビ「報道ランナー」に池利が紹介されました
関西テレビ「報道ランナー」
-兵動大樹の今昔さんぽ-
月~金曜日 夕方4時45分からの放送
関西テレビ『報道ランナー』の中の兵動大樹の今昔さんぽというコーナー。
「兵動大樹の今昔さんぽ」はとある昔の1枚の写真から撮られた同じ場所を探します。
今回の写真はこちら。
池の畔でそうめんを干している1枚の写真。こちらと同じ場所を探します。
■三輪そうめんの生産地 奈良県桜井市へ
兵動さんが訪れたのは奈良県桜井市 近鉄 桜井駅。早速情報を探していきます。
駅前の「まほろばの里 卑弥呼」というお店で聞き込み。すると有力な情報がありました。
■池利の素麺工場へ
兵動さんをお出迎え。早速、素麺工場内を見学していただきました。
麺の引き延ばし体験もしていただきました。
■昔はよく見られた素麺の天日干し
写真にある素麺の天日干しは三輪でよく見かけられた光景でした。
しかしながら、保健所から室内での乾燥を指導され現在の製造工程になっています。
■国家資格をもつ素麺師たち
小麦粉と塩と水を混ぜ、こね、細く細くのばしていき、乾燥させることで三輪そうめんはできあがります。
かど干しされた麺がくっつかないよう長い箸でわける作業がありますが、
池利では国家資格をもつ素麺師たちの、軽やかでリズミカルな見事な箸さばきが見られます。
素麺師は、経験と知識、また技術を備えた職人といえます。
■三輪そうめんの今
昔は、素麺は「しろ」のみのイメージ。
現在では素材の粉末をねりこんだ、彩りあざやかな素麺が並びます。
この日も「梅そうめん」ができあがっておりました。
そして、お湯をかけるだけでできあがるインスタント「スープ素麺」もございます。
早速、兵動さんにカレーそうめんを召し上がっていただきました!
三輪そうめんはあたたかなにゅうめんにしてもコシがあるのが特長です。
※スープ素麺は期間限定商品のため現在は販売しておりません
写真の話に戻り、新たな情報を求めに大神神社へ
■三輪そうめんと関係の深い大神神社
三輪素麺は1300年ほど前に誕生.
「大神神社」の神主の大神朝狭井久佐(おおみわのあそんさいくさ)の次男の穀主(たねぬし)が
三輪の地に小麦を撒かせ作りはじめたのが起源とされ、その原型は「索餅(さくべい)」とされています。
卜定祭(ぼくじょうさい)とは、地元特産の三輪素麺の卸値を古式にのっとり占いで決める祭典です。
神職が三ツ鳥居前の大床で、「高値(たかね)」「中値(なかね)」「安値(やすね」と書かれた
小さな紙玉に筒状の麻を近づけ、付着したものを神意とし本年の卸値が決められます。
大神神社にてさらに聞き込み、参道右手の新地という池ではないかという新たな情報がありました。
新しく改修されてはいるものの池、木立の姿が合い、
確かにここで撮られた写真ということが分かりました。
1枚の写真から分かるさまざまな事。素麺の工程の今昔が分かるおもしろい内容でした。