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2025.02.10お知らせ
卜定祭が行われました

令和7年2月5日
奈良県 桜井市 三輪 大神神社にて
「卜定祭(ぼくじょうさい)」が行われました。
この日は厳しい寒さとなり、雪が舞い散る中、
全国より素麺生産者や販売業者などおよそ80名が参列しました。
卜定祭(ぼくじょうさい)とは
奈良時代、大神神社の神主であった大神朝臣狭井久佐(さいくさ)の次男、穀主(たねぬし)が、飢饉と疫病に苦しむ民の救済を祈願、ご神意より三輪の地で小麦を栽培、素麺作りをはじめたと伝わっており、大神神社と素麺は長い歴史の中で深いつながりがございます。
卜定祭は、地元特産の三輪素麺の卸値を古式にのっとり占いで決める恒例行事です。三ツ鳥居前の大床で、「高値(たかね)」「中値(なかね)」「安値(やすね」と書かれた小さな紙玉に筒状の麻を近づけ、付着したものを神意とし本年の卸値が決められます。
かつて三輪の町にあった市場では、穀物の相場を占っていたといわれており、
卜定祭もその伝統を引き継ぐものとされます。
巫女による神楽「浦安の舞」奉奏されると、いよいよその時が。
斎主が神前に進み「卜定の儀」を行い結果が発表されます。
本年は「高値」となりました。
この結果を尊重し、卸値が決められます。
※占う銘柄は「誉(ほまれ)」18kg
三輪そうめん音頭保存会・共同組合婦人部による
そうめんの製造工程を歌と踊りであらわしたユニークな「三輪そうめん掛け唄」が奉納されました。
この後、祭典に参列していた関係者も加わり、
大きな輪となり、そうめん業界の発展を願いました。
最後は記念撮影でパチリ